生田神社その1~蘇りの社いくたさん~

復興と共にあった生田神社。地名の由来ともなった神戸を代表する神社のひとつです。

分類:

日本書紀の時代から神戸を見守り続ける歴史ある神社

生田神社拝殿

生田神社は長田神社や湊川神社と並び神戸を代表する神社のひとつです。地元では親しみを込めて「いくたさん」と呼ばれますが、繁華街のど真ん中にあるせいか、長田神社や湊川神社と比べてローカル感というか地域感はあまり感じません。

一宮~八宮までの神戸八社の大氏神である生田神社。以前にお散歩スポットに書いた神戸八社巡りをする前に生田神社からスタートすると良いかもしれません。

復興再生の象徴 第二鳥居

第2の鳥居

東急ハンズの横の細い道を山側に少しあがると生田神社の入り口にあたる木製の第二鳥居が現れます。元々は石造りの鳥居だったそうですが、阪神淡路大震災で崩壊し、伊勢神宮内宮で使用されていた檜を譲り受け、鳥居にしたそうです。震災からの「再生」のシンボルのひとつとなりました。今の鳥居は2015年に立て替えられた2代目になるそうです。
第2の鳥居狛犬吽 第2の鳥居狛犬阿

鳥居の足元にはやや小ぶりな狛犬が。

第三鳥居~拝殿へ

生田神社の御由緒

第三鳥居の手前に生田神社の御由緒が書かれていました。
生田神社の御由緒

御由緒

当社は稚く瑞々しい日の女神「稚日女尊」をお祀り申し上げて、古く神功皇后三韓より御帰還の砌、御神誨により「活田長狭国」即ち現今の処に御鎮斎になった由緒高い大社で、神戸の地名は当社の「神戸(かんべ)」から起こったものであります。

古来より朝廷の尊崇極めて篤く、生業守護・健康長寿の神として名高く、家運隆昌・円満和楽の御神徳を仰ぎ奉らむと、年々多くの神前結婚式をかぞえ、「縁結びの神」として有名であります。

又、平安の昔文人墨客が名勝「生田の森」を訪れ、その後源平合戦の古戦場となり、近くは昭和二十年六月五日大東亜戦争の戦災により悉く焼土と化し、昭和三十四年四月氏子崇敬者の奉賛により、戦災の復興を成し遂げ、昭和五十九年には式年造替の制を定め、輪奐の美弥々整いましたが平成七年一月十七日未明阪神淡路を襲った大震災により、ご本殿をはじめ境内各所に甚大な被害を受けました。然しながら皆様方の普段の努力により平成八年六月、以前にもまして立派に復興し「蘇りの社」とも言われております。更に平静二十一年九月の第三回式年造替に続き、平成二十九年四月には、全ての整備事業を完遂いたしました。

尚、境内には「生田の森」「生田の池」「箙(えびら)の梅」「敦盛の萩」等幾多の史跡を有し、古くより今日に至るも有名な処であります。

その由緒は神功皇后元年(西暦201年)にさかのぼるということで非常に歴史の深い神社です。元々は現在でも有名な布引の滝がある砂山(いさごやま)に鎮座していましたが、洪水により現在の生田の森に遷移されました。それが延暦18年(西暦799年)ということなので歴史の長さが分かるエピソードです。神戸の地名も生田神社が由来していると書かれていますね。源平合戦、戦災、震災など数多くの困難を乗り越え、復興を共に支えあった神社ともいえるのではないでしょうか。「蘇りの社」の異名にふさわしい神社です。第3の鳥居

第三鳥居は朱色も鮮やかな巨大な鳥居です。鳥居の向こうには楼門が見えます。この写真はちょうど七五三の時に撮影したので「七五三まいり」のこれまた巨大な幕が下がっておりました。生田神社楼門 生田神社楼門 生田神社楼門

朱色が青空に映えて美しいです。

拝殿

生田神社に祀られている「稚日女尊(わかひるめのみこと)」は天照大神に仕える機織り女。天照の幼名や別名ともいわれています。機織りが糸を合わせて織り成すというところから、縁結びのご利益があるとされています。

i生田神社拝殿 生田神社拝殿 生田神社拝殿

堂々とした力強い佇まいです。拝殿には本殿の他に、海上安全・交通安全の神「住吉神社」、厄除開運の神「八幡神社」、農耕狩猟・武運長久・力の神「諏訪神社」、農工業・五穀豊穣の神「日吉神社」が並んでいます。

生田神社拝殿狛犬吽 生田神社拝殿狛犬吽 生田神社拝殿狛犬阿 生田神社拝殿狛犬阿

本殿の狛犬は大きく筋骨隆々とした力強く逞しい姿形をしています。

干支の巨大絵馬 干支の巨大絵馬

平成最後の年となる平成31年の干支「亥」の巨大の大絵馬。毎年年末に翌年の干支を描いた巨大な絵馬が奉納されます。大きい。。。

拝殿裏側 拝殿裏側

拝殿の裏側の小路です。落ち着いた雰囲気で感じる空気が少し違います。建物に施された細工も素敵で少し中国っぽさを感じますね。

御朱印

御朱印_生田神社

神戸の地名も生田神社が由来しているとは。。。恐るべし生田神社。朝廷より生田神社の一帯44戸を神戸(かんべ:神社の祭祀を維持するための家)として与えられ、この神戸(かんべ)が「かんべ」「かんべ」「かんべ」→「こんべ」「こんべ」「こんべ」→「こうべ」「こうべ」→神戸!(バンザーイ!)となったんやて。

冗談みたいやね(笑)。

いくたさんで祀られている稚日女尊といえば、スサノオが機織り小屋の屋根から天の斑馬の剥いだ皮を投げ入れるというエピソードが有名やね。稚日女尊はそれを頭から被ってしまい転げ落ちた拍子に死んでしまうという。しかもその死に方もすさまじい。よう書かんけど。

前に響に聞かされたことがあるけどえげつなかったよね。あんなん聞かせんとってよ。

古代の神話はえげつない話が満載やからな。。。日本の神話に興味のあるかたは「口語訳古事記[完全版]」がオススメです。古事記とか日本書紀あたりのエピソードは、どうしても諸星大二郎先生の絵で脳内再生されてまう。暗黒神話とか。

響ストップ!そこまで!話が違う方向に行ってしまう(汗)!
三宮の中心地にも関わらず、こんなに広い敷地を持っていて、本殿以外にもたくさんの神社や史蹟などが点在していて、色々なご利益があります。次の記事ではその中からいくつか紹介しますね。全てのご利益を得られると、なんか無敵になれそう。

ご祭神

稚日女尊(わかひるめのみこと)

<鎮座地>

〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通1丁目2−1

<交通アクセス>

JR三ノ宮駅、私鉄各線三宮駅より北へ徒歩10分
JR新神戸駅(新幹線)より南へ徒歩20分
JR新神戸駅よりタクシーで約5分

<参考サイト·文献>

生田神社

wikipedia 生田神社

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